こんにちは。
「より早く、より安く、より安心なサービス」の提供を目指している家庭教師Coreです。
家庭教師を検討している皆さんなら、一度は教材付きの家庭教師会社に問い合わせや資料請求、体験レッスンをお願いした経験もあるのではないでしょうか。
デメリットばかり取り立たされることも多い「教材・テキスト付き家庭教師」ですが、そもそもそのおすすめされる「教材・テキスト」というのはどういったものなのでしょうか。
教材・テキストのつくり
家庭教師会社のおすすめする「教材・テキスト」は、基本的に「学校の教科書に沿って」構成されていることがほとんどです。
学習塾では、どちらかというと学校の教科書より1、2段階レベルの高い内容を学習しますが、家庭教師の場合はそうではありません。
勉強が苦手な子や学校の授業についていけない子向けに、基礎から学習できるような構成になっています。
予習用、復習用、テスト対策用、暗記シート、解答解説など、1教科につき4冊から5冊で構成されていることが多いようです。
その内容については、会社によって様々ですが、概ねクオリティは高く、勉強の習慣がついているお子さんや1人で自宅学習ができるようになってきたお子さんからは評判も良いと聞きます。
しかし、それがまだそういった習慣がついていないお子さんからすると、1教科で5冊として、5教科分だと合計で25冊、それが3年分となると75冊という膨大な数になります。
ここに長期休みの時に使うテキストや受験前に使うテキストなどが入ってくると、もっと多くなります。
「勉強が嫌いでやりたくない」と思っているお子さんに、いきなりこれだけのテキストを用意しても、使いこなせるかどうか心配・・・というのは当然の悩みだと思いますし、実際に使いこなせるかどうかは今後次第です。
自分で宿題は計画を立てながら進めている、用途別に分かれていれば自分でやっていける、というタイプのお子さんであれば、本屋さんにあるたくさんの同じような参考書から1つを選ぶよりは、基礎を抑えられる、学校の教科書に沿っているという点からも、良い選択肢かもしれません。
逆に、まだ1人で自宅学習をする習慣がついていないというお子さんの場合は、まずは学校の教科書やワーク、すでに家にある参考書などを用いて、まずはその習慣付けを行う必要があると考えています。
デメリット
つくりとしては、「教科書に沿った内容・基礎が抑えられる」ということから、中には「この教材・テキストなら買ってもいいかも!」と思う人もいるかもしれません。
それでは、デメリットとしてはどういったことがあるのでしょうか。
①複数学年での契約
まず一つ目は、家庭教師会社のおすすめする「教材・テキスト」は「年間単位で構成」されていることがほとんどです。
「年間単位」とは、中学1年生の「正負の数」の単元だけのテキストがあるわけではなく、「中学1年生で習う内容が全てまとまった教材・テキスト」であるということです。
当然ですが途中から始めた場合も、この中学1年生の教材・テキストを購入した場合は1年間分であるということです。
それだけではありません。
中にはお子さんの学年以上の、例えば中学1年生のお子さんに、中学2年生分も中学3年生分も、高校生になった分も、というように「複数学年での契約」をおすすめしてくる場合があります。
確かに、慣れ親しんだ教材・テキストで今後勉強ができるというのはメリットかもしれませんが、それでも先のことなのでわからないことはもちろんのこと、高校生になった時などは進路の変更や進学先の変更などもあり、必ずしも今思い描いている通りに進むとは限りません。
メリットを挙げるのであれば、「複数学年での契約」の場合は割引などがあり、安く購入できる場合があるということです。
どうしてもお子さんが集団塾や個別塾など、周りに人がいる環境では集中できないといった場合、選択肢としては通信教材を自分で進めていくか、家庭教師かの2択になることが多いです。
その家庭教師で今後も継続してやっていきたいと思っている場合に、「複数学年での契約」は学校と同じように学年が変われば教科書も変わるのと同じで、学年が変われば家庭教師でも使う教材が変わるというように、同じ「教材・テキスト」を使うことで、継続的な習慣付けや学習効果は望めるかもしれません。
学年が変わったら、いきなり「教材・テキスト」の難易度が高くなった、なんてことになると、せっかく今まで積み重ねてきた習慣が崩れてしまいかねません。
そういう意味では、「複数学年での契約」で、少しでも購入費用が安くなる、ということであればデメリットばかりではありませんが、しっかりと検討された上で選ぶことをおすすめします。
注意が必要なのは、「複数学年での契約」しかおすすめしない場合です。
必ず先のことや、お子さんの性格的なことを考えて、しっかりと「選ぶ」ようにしましょう。
②支払い期間・方法
2つ目は、「支払い期間・方法」です。
上述したように「年間単位で構成」されているため、支払いも年間単位であることがほとんどです。
途中で始めた場合も同じで、例えば8月から始めた場合、1年間分の「教材・テキスト」を購入した場合、支払いが年間単位、1年続くということであれば、支払いが終わるのは7月ということになります。
学年が4月に変わったとしても、支払いは7月まで続くことになります。
月々に換算すると安い場合もありますが、それが最初に支払うだけ、というわけではなく、その月々の費用が1年間分、12ヶ月分はかかってきます。
「支払い方法」は中にはその会社が直接引き落としをしている場合もありますが、クレジット会社などを通したクレジット契約であることもあります。
クレジット契約だから絶対に辞められないとか、そういうことではありませんが、分割での支払いの場合は分割手数料もかかりますし、その1年間分の支払いはする必要があるということがほとんどです。
つまり家庭教師を何らかの事情で辞めたとしても、「教材・テキスト」の支払いは1年間は続けなければいけないということになります。
よほど根気があるお子さんで、始めた習い事は最後まで辞めない、という固い意志があれば話は別ですが、全員がそういうわけではないと思うので、始める前にしっかりとそういった辞める際のことや、リスクなどは考慮した上で選んだ方が良いです。
まとめ
家庭教師会社のおすすめする「教材・テキスト」は、市販されているものと違い、費用は高いかもしれませんが、その分内容や構成などは、その会社が作っているものであれば、その会社でよくお任せいただくお子さんに合わせて作られてもいます。
それだけ「教材・テキスト」というコンテンツにも力を入れていて、最近では動画と連携したものや、アプリを活用したものまで幅広くあると聞きます。
悪い側面だけ見られがちかもしれませんが、お子さんや保護者様から見て、「このテキストなら頑張れそう」とか「こんな風にまとめてくれるならできそう」というご感想であれば、購入を検討してももちろん良いと思います。
購入を検討する上で、しっかりとメリット・デメリットを理解し、支払い期間や方法などを相談して決めて、その結果、その「教材・テキスト」を使って、勉強の習慣付けやテストの点数アップに繋がった!ということであればいうことなしだと思います。
そうではなく、「何となくおすすめされたから・・・」という理由であれば、少し立ち止まって考えてみる必要があります。
最近では「教材・テキスト」がアプリになったものもあり、そういったものであれば、お子さんたちからしても親しみやすく、隙間時間でも見ることができるため、より活用しやすいかもしれませんし、私たち家庭教師Coreのように「教材・テキスト」がない家庭教師会社もあります。
色々な会社を検討して、お子さんに1番合いそうなところで始めることをおすすめしています。